高耐食溶融めっき鋼板
ZAMはその名が示す通り、Z:溶融亜鉛、A:アルミニウム、M:マグネシウムの合金めっきです。
アルミニウムとマグネシウムの効果により、優れた耐食性、耐庇付性、加工性を実現しました。
saiブランドで計画する鋼構造物の主要部材であり、とりわけ根太として利用する場合、ビスの打ち込みによりめっき層が破壊されますが、この破壊面においてもめっき層から溶け出したAl、Mgを含む緻密な亜鉛系保護被膜が破断面を覆うことにより優れた耐食性を発揮するのです。
ZAMの特徴
- 耐食性
溶融亜鉛めっき鋼板に比べ10~20倍、溶融亜鉛-5%アルミニウム合金めっき鋼板に比べ5~8倍優れています。
また、切断端面部は、めっき層から溶け出したAl、Mgを含む緻密な亜鉛系保護被膜が端面部を覆うことにより、優れた耐食性を発揮します。 - 加工性
溶融亜鉛めっき鋼板に比べてめっき層が硬く、平滑なためプレス加工性に優れ、生産効率が向上します。 - コストの低減
工程省略によるイニシャルコストの低減、優れた耐食性によるライフサイクルコストの低減など、コストダウンを実現します。
新技術 ZAMレーザー溶接軽量H型鋼
単一波長の光を集光して溶接を行うレーザー溶接は、MIG、TIG溶接と比較してエネルギー密度が高く狭い熱影響部と深い溶け込みが得られ、軽量でありながら、高い溶接強度が得られます。
saiブランドでは、木橋や木道の桁材などに本技術を導入し、無駄を省いた最適な断面を計算し、ご提供させていただいております。(H型鋼として、建築基準法第37条第2項認定申請中)
取得証明および認定
- 建設技術審査証明書(平成14年3月18日取得)
- 建築施工技術・技術審査証明書(平成12年10月2日取得)
- 建築基準法認定書(平成13年12月21日取得)
- 「ZAM」は、日新製鋼株式会社の登録商標です。
- 「ZAM」は、日新製鋼株式会社が開発した溶融亜鉛Zn-アルミニウムAl-マグネシウムMg合金めっき鋼板の商品名です。