日新製鋼技報96(2015)に掲載されました
日新製鋼さんと共同で用途開発を行っている「ZAM製レーザー溶接軽量H型鋼」の技術論文に弊社の設計作品が紹介され、同社の技報に掲載されましたのでご紹介します。
(日新製鋼社の掲載許可済)
弊社では、上面は圧縮力、下面は引張力を受ける橋桁のような構造材を良く使用します。
H型鋼はこのような梁材としては理想的な形状をしています。
しかし、規格寸法のH型鋼では肉厚が厚く、構造材として見せるには重く、デザイン的に抵抗がありました。
そこで、最近はこのレーザー溶接軽量H型鋼材を使い、「構造を見せるデザイン」を多く手掛けるようになりました。
この製品(技術)が面白いのは、ウェブが50mm以上100mm以内、フランジが200mm以内であれば、任意な寸法でH型を形成することが可能なのです。
現在、弊社では、人道橋や木道をいかにスリムに見せるかというデザインテーマに取り組んでおり、この技術を駆使して、何と145mmの高さの中に床板と構造を納めることに成功しました。
今後、この技術を駆使したたくさんの設計を提案して行くことになると思いますが、この技術の根幹や開発経緯、応用分野などが記載されていますので、ご興味のあるお方はご一読下さい。
また、本製品へのお問合せ等がございましたら、お気軽にご連絡を下さい。