木橋改修の新手法(1)
年明け工事の第一弾は、愛知県での木橋改修工事です。
既存のコンクリート柱のみを残して解体が終了。池の水も抜いて足場も設置してもらいました。
改修工事は解体してみるまで、既存構造の状態や固定方法が分からない場合が多くあります。
今回の工事では、既存のコンクリート柱に直接アンカーを打つことは避けたい状況があり、
通称「ミカン箱」を逆さまに乗せたような柱カバーを設置し、その上に大引を固定する工法を開発しました。
四方のイモネジでレベルや立ちを調整し、荷重をうまく既存柱に伝える工夫をしています。
その工夫は写真では見えません。これもひとつのノウハウです。(笑)
平場で組んだミカン箱-大引ユニットをレッカークレーンで吊り上げ効率よく設置していきます。
この日だけでおよその下地組み、レベル、通りが出せました。
あたりはすでに夕暮れ・・・この時期日が落ちるのが早いです。
翌日、防護柵が到着。
普段は営業職ながら現場の似合う男、T氏。
人数を増やして一気に根太組みしていきます。
根太はZAMのレーザー溶接軽量H型鋼です。
続けて防護柵支柱の設置。かなりのハイペースで工事は進みました。
(つづく)