東京都港区港南緑水公園ボードウォーク(2)

On 26. 12. 2010 by sai1525

港南緑水公園整備工事(Ⅰ期)では,ボードウォーク、デッキは大きく3工区に分かれています。
1工区:運河デッキ(運河沿いに約131m続く直線のボードウォークです)
2工区:波型デッキ(運河デッキと取り合う曲線あり,段差あり,スロープありのデッキです)
3工区木道デッキ(内陸寄りにある人工池から立ち上がるデッキです)

前回は,運河デッキの下地工をレポートしました。
今回は,運河デッキ沿いに設置する防護柵の設置工をレポートします。

ボードウォークは,京浜運河側から施工を行い,その端部が波形デッキの基準となります。
京浜運河の下地工を行っていく上で,仮設フェンスが障害となりますので,下地工と並行に仮設フェンスの撤去が必要となりますが,仮設フェンスを撤去してしますとその下は,すぐ運河となり,転落等の危険が伴いますので,対策として新規設置予定の防護柵と入れ替えるよう工事を進めていくこととなっています。

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新規設置の転落防護柵は,SP種防護柵「SWSP」で,ボードウォークのデッキと取り合うデッキモジュール製品です。
基礎への固定はベースプレートで,アンカーボルト固定式です。

設置は,まず後施工アンカー打設を行い,打設完了後,仮設フェンスを撤去しつつSWSPを設置していきます。ここでスラブの削孔にあたり,通例では,削孔時のコンクリート粉じんは,ブロアで吹き飛ばしていきますが,隣接施設や運河への飛散を考慮して,吸引していく方法で行います。(写真下)

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削孔日は,雨上がりのため,コンクリート粉じんに水分が含み,吸引に手こずりましたが,51基分(204箇所)の打設が完了しました。
削孔後は,M20のボルトを接着材にて定着を行い,防護柵の立て込み準備は,完了です。
防護柵の入れ替えは,フェンスのない空間と時間を極力少なくするため,仮設フェンスの一部撤去→防護柵支柱+縦格子パネルの仮設置の順で繰り返し行います。(上右写真)
仮設フェンスとの入れ替え工事が完了したのち,支柱のレベル・水平調整・笠木の取り付けを行いSWSP防護柵の設置は完了しました。

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防護柵の入れ替え工事と並行進行していたボードウォーク下地工は,京浜運河デッキの下地は,完了し,一部デッキ材の搬入も終わりデッキ貼りの準備が整いつつあります。
また波形デッキの下地工も見切りの際根太の設置も終わりつつあり,概ねの外形がわかるようになりました。

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年末年始休暇まで後数日ですが,引き続き安全第一に作業を進め, 搬入されたデッキ材を貼り年を越す計画です。

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次回のレポートからは,デッキ貼りの状況を報告していきます。

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