わくわくの森保育園(横浜市)
横浜市の鶴見区にわくわくの森という保育園があります。
ご縁があって、数年前に園舎の2階のデッキを設計・施工させていただいたのですが、園長先生より、このデッキで過ごす子供たちの写真がメールで届きました。
この保育園の園児は基本的に「裸足」で過ごしています。
もちろん園庭でも。
子供たちの姿を見て、いつも裸足で遊んでいた自分の子供の頃を思い出しました。
現代では、紫外線が悪者のように言われていますが、私はいまだに風邪をひきかけたら太陽の下で昼寝をします。
発汗は身体にとって良いものと信じて疑いません。
これはお年寄りにとってもそうだと思います。
部屋でじっとしているより、外へ出て、日光を浴び、風を感じ、花や木を愛でている方が、精神的にずっと健康的だと信じています。
そんな大切なことを、都会に住むこどもは体験する機会が少なく感じます。
エアコンの効いた部屋でゲームをする。
親にとっては心配事が少なく、自分も楽に過ごせます。
しかし、それで良いのでしょうか?
子供は太陽の光をたくさん浴びて育つのが理想だと思います。
そんな話で園長の山本先生と意気投合し、今年は1階部分のデッキと緑化工事をさせていただきました。
1階のデッキは乳幼児室の前に位置します。
小さい小さい「赤ちゃん」が遊ぶスペースです。
「海際で人々が憩える施設をつくりたい」と考え、現在に至るのですが、こんな形で、仕事を評価いただけると、フィールドを限定する必要などないのだな・・・と痛感します。
事業や仕事は「縁」から生まれます。
「縁」を大切に、真剣に取り組んで行くと、新たなフィールドが広がるのでしょうね。
企業にとって、利益は言うまでもなく大切ですが、それ以上に社会といかに縁を持って関わっていくかを大切に、真剣に考えなければならないなと、ふっと考えさせられる出来事でした。