新製品「マルチユースキャップ」発売開始します
先月お伝えした「マルチユースキャップ」を5月中旬より発売開始します。
これは地覆材(緑化桝)をボルト固定する際に空いた表面の孔をふさぐという用途です。
我々の業界では何かとM12ボルトを使用しますが、これを締め付けるソケットレンチが十分に入る径がφ30mmなのです。
本製品の内径はφ30mm、外径はφ40mmなので、余裕を持ってカバーできます。
そして、新たな利用方法として、下の写真のような根太の固定ボルト孔のカバーです。
根太の上には当然、デッキ材が設置されますので、キャップの凸部が浮陸として感じないように、フタの厚みを1mmに抑えています。
キャップをする際に、軽くシールをすると、ボルト固定孔を水密状態にすることができます。
これにより根太の腐食が大幅に低減されることになります。
施設の長寿命化が叫ばれる今、改修提案の武器にしたいと考えています。
この製品を開発しようと考えたのは3月に完工した福井県敦賀港の現場です。
この孔にきちんとコーキングが打ってあった根太は径年後もしっかりと健全な状態を保っていましたが、そうでない根太は、この孔から腐食が進行し、明らかな違いが認められました。
最も使用頻度が高いと予想されるのが、この手すりのエンドキャップです。
リバースウッドφ40mmにドンピシャとフィットします。
そしてあったら便利なのがこれ。
ベンチのレベル調整などに活用しようと考えています。
自動販売機の脚からヒントを得たのですが、ベンチやテーブルの脚にM12ボルトを固定することで簡単にレベル調整が可能になります。
固定型ベンチが多い土木業界では、あまりこの用途は期待できませんが、あったら便利だとお思いになりませんか?
このようにひとつの製品で多用途をこなすため、安易に「マルチユースキャップ」と命名しました。
皆様からのアイディアも是非お待ちしております。