鹿児島港ボードウォーク改修工事
今年で3年目になる鹿児島港のボードウォーク改修工事の現場を訪れました。
既設デッキ材(イペ)を撤去し、根太を弊社マリンランバーに交換し、既設デッキ材を再配置する工事です。
既設デッキの根太材に使用されていたパープルハートが腐食し、ビスの保持力が低下したことにより、デッキ材が浮き上がるという症状を、解決する工事です。
デッキ材に使用されているイペ材(ブラジル産)は、90*38という細身で厚い、理想的な断面形状をしており、まだまだ期待寿命が見込めます。
今回使用いただいたマリンランバーは、新幹線の高架の枕木にも使用されている信頼性の高い製品です。
ガラス繊維と硬質プラスチックで構成されているため、腐る要素がないのです。
イペとマリンランバーを接合するのは、TG6-90Sというオリジナルビスで、線形はM6*90(SUS-XM7)と見た目はコーチボルト並みの大きさです。
改修後の見た目は、改修前のそれとあまり変わらないのですが、再利用する床板以外は、最新の部材に変更されるのです。
施設の長寿命化という観点から、良い工事となっていると思います。
現場は、不動テトラ鹿児島営業所さん、アリモト工業さんのタッグできっちり納めてもらっています。
良い製品と良い施工で、永く永く愛されるボードウォークであってほしいものです。
了