東京都港区港南緑水公園ボードウォーク(4)
本工事も年が明け、工事進捗率40%程度まで進んできました。
直線が約130m続く「運河デッキ」が完了し、いよいよ曲線だらけの「波型デッキ」の工程に入っています。
写真は1/15(土)に撮影したものですが、現在までのところ、職人さん達も丁寧な仕事をしてくれており、品質的には何の問題もありません。
しかしこれから段差あり、局面加工ありの世界に突入して行きます。
職人さん達の腕の見せ所です。
設計監修の立場としても、東京で最も美しいデッキを目指して、気を引き締めたいと思います。
この写真は、ボードウォークと一体施工を進めているSP種防護柵。
製品名は「SWSP」。
スロープの折れ点にも絶妙な曲線で対応しています。
145mm幅+5mm目地デッキと取り合うので、支柱間ピッチを@1950mmとして設計、製作していますので、デッキの目地芯に防護柵芯が来ているのが判ると思います。
通常は、デッキメーカーと防護柵メーカーが、それぞれの規格で設計施工するため、デッキの目地芯と防護柵の支柱芯がずれ、デッキを変に切り欠かなくてはなりません。
設計時にこれらを総合的に検討し、製作メーカー、現場スタッフがひと手間加えれば、「美しい仕上がり」を提供することができます。
また、デッキは「芝目貼り」を行い、無表情な再生木材に“表情”を与えています。
当初、自社施工が叶わなかったため、この品質が提供できるかを心配しましたが、優秀な現場スタッフに恵まれ、このようにきっちりと仕上がってきています。
とはいえ、前述した通り、この現場はこれからが本番といいましょうか、難易度が一気に増して行きます。
これからが本番と考え、現場スタッフ、設計スタッフともに気を引き締め、安全に、確実に工程を進めて行きたいと思います。
了
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