諫早市こどもの城現場レポート
建築工事、外構工事ともに完成が近くなってきました。
この写真は??と思われる方もいらっしゃるでしょうね。
これはリバースウッドを建築物の外壁に使用したのですが、建物の表側が再生木材、裏側がガルバニウム鋼板という仕様になっており、写真はその接線となる壁面です。
「この異質な素材の組み合わせがきれいだな」と感じ、空を見上げて撮影した1枚です。
建物の表側にまわると、このように一面が再生木材の壁となっています。
以前の現場レポートにも記しましたが、ここで使用されている再生木材は、現場に実際に生えていたひのき材を間伐し、乾燥、チップ化したものを原料としています。
文字通り現場の資源を「Re-Birth」した事例です。
この施設を利用する子供たちにも資源について考えてもらえたら・・・と期待するところです。
一方、外構工事の方も順調です。
外構はデッキA、B、Cと3箇所のステージデッキがあるのですが、この写真はデッキB。
建築物から上部の階段で降り、ステージデッキに。そして再び階段を降り林へ。
建物と自然を結ぶ架け橋的な機能を担っています。
デッキB
ここでは少々面白い仕掛けをしています。
写真を見ると、デッキの色が1列ずつ異なって見えませんか?
サッカーや野球をテレビ中継で見ると、グランドが縞々に見えますね。
その仕組みを応用したものですが、具体的な手法は秘密にしておきましょう。
表情に乏しい再生木材に表情を持たせる工夫です。
建築、外構とも、ここまで仕上がってきました。
あとは建築物に付帯するデッキと外構のCデッキです。
次に現場へ行けるのは検査の時でしょうか?
この現場の職人さん達は普段は一般家屋を建築している「大工さん」です。
毎日5~7名の大工さんが施工にあたって下さいましたが、一人ひとりが「考えながら手を動かす」ことのできる優秀な集団でした。
一期一会を大切に、次に彼らと再び仕事をできることを楽しみにしています。
そして心をこめてつくった施設が、諫早市の子供たちの成長の場として愛され、利用されることを願います。
了
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