河内長野木道(その2)
コーナー部分の踊り場下地を、工場溶接したパネルで製作しました。
この納期が遅れてしまい、全体の「通り」や「立ち」がなかなか決まりません。
鉄骨は仮組しやすいようにルーズホールを大きめに開けたので、仮組までは早かったものの、傾斜地のため鉄骨が動きやすく、そのあとの調整が難航しました。
この辺の設計のさじ加減は、実際に現場を経験してみないと分からないと思います。
職人さんからご意見をいただき、次の設計に生かしていきます。
また今回の設計では、複雑な納まりを3次元CADで検証して現場に臨みました。
この効果は大きく、材料の加工ミスはほぼナシ。
(ボルトやビス位置まで作図すれば完璧でしたが。)
現場で作ってから気づくような問題点も、あらかじめ把握できていたので
職人さんから質問されても、「ああそこはね・・・」という感じで慌てることもないです。
さらに現場にノートPCを持ち込むことで寸法が不明な部分や、現場合わせが必要な変更も、悩まずその場で答えが出せました。
手すりを真っ直ぐ作るのはとても難しいのです。
調整しろを残した設計でしたが、そこをきちんと収めてくれた職人さんに感謝です。
ブログには書ききれないほどいろいろなことがあった現場。きれいに仕上がりました。
印象的だったのは、工事に関わったチームの人たちが最後には「楽しかった」と言ってくれたこと。
またこのチームでいい仕事をしたいですね!
sai.IG
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