グッドデザイン賞2014を受賞しました
NTT都市開発株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:牧 貞夫)が実施し、株式会社saiブランド(本部:東京都江戸川区、代表取締役:結城 拓士)が設計・施工した「秋葉原UDX ウッドデッキ改修工事」が、2014年度グッドデザイン賞(公共用の空間・建築・施設部門)を受賞しましたので、お知らせいたします。
■「秋葉原UDX ウッドデッキ改修工事」
秋葉原UDXビルは8年前の2006年に竣工・開業し、大きな発展を遂げている秋葉原の街とともに歩んできました。とりわけ1、2階のデッキスペースはJR秋葉原駅へとつながる快適な通路としてだけではなく、時にはイベントスペースとして利用され、腰かけてくつろげる都市のオアシスとして多くの人々で賑わっています。 天然木材を用いた外部ウッドデッキは年月とともに風合いを増しながらも改修の時期を迎え、これまで親しまれていたデッキ空間の良さを残しながら、新たな付加価値を取り入れた再生デッキ工法による改修を行いました。
■既存ウッドデッキ材を再利用することで、資源保護、廃棄物最小化に貢献。
■ 既存ウッドデッキ材表面を波模様が美しく連続するデザインとなるよう薄く削り、経年によって1枚1枚異なった風合いを積極的に表現。
■ ミリ単位で配置された波模様は、歩行者の滑防止にも有効。
なお、「秋葉原UDX」については2007年度グッドデザイン賞(建築・環境デザイン部門)を受賞しており、2度目の受賞となります。
<審査委員の評価>
古くなったウッドデッキの再生である。古くなったウッドデッキをただ剥がして捨てるのではなく、積極的な再利用を図っている。傷んだ表面を削り取る際に、単に削り取るのではなく削り取ったパターンを滑り止めとして使っているところが面白い。さらにはそのパターンをデザインにまで高めている点が評価できる。新品では味わえない深みのあるデザインである。