この夏の沖縄実績のご紹介

On 31. 07. 2014 by sai1525

この夏、sai沖縄では「与儀幼稚園波型デッキ」「うまんちゅ広場シェルターデッキ」「首里城右棭門階段工」の3現場が同時に動くという、多忙を極めた7月となりました。
首里城はすでに施工中の情報を公開していますので、今回はそれ以外の実績をご紹介します。

【うまんちゅ広場シェルターデッキ】
デッキとしては小さな規模ですが、クオリティーは非常に高い事例です。
ここは塩害対策のために、下地構造にマリンランバーを使用し、万全な対策を講じています。
また鉄骨部分の防錆には「ポリウレア塗装」を施しています。

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写真上:【全景】
saiブランド独自の「芝目貼り」によるデッキは、表情のない人工木材にシャープなイメージを与えます。
沖縄の太陽の下、床板の目がくっきり浮かび上がり、ボーダーラインを形成しています。

写真下:【下部構造】
コンクリート土間にステンレスの支持脚を立て、マリンランバー(根太)を固定した状況です。
マリンランバーは、ガラス繊維と硬質ウレタンによる完全なる無機製品なので、湿度の高い沖縄でも「腐る」ということが物理的にありえない製品です。
この製品は新幹線の高架の枕木にも使用されるほど信頼性の高い製品です。
初期投資は少々高くつきますが、保守管理コスト等を考えるとライフサイクルコストとしては十分な投資効果が見込める製品です。

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【与儀幼稚園波型デッキ】
沖縄では初だそうですが、那覇市内の幼稚園に「波型をしたデッキ」を設置しました。
波の延長は30m以上に渡り、波の頂部と底部の振幅差は350mmと大きく、大人が歩いてもワクワクする空間になりました。
コストの問題があり、床板には他社製品が採用されているのですが、あらかじめその他社製品の強度を確認し、構造部の設計、製作を行いました。
sai沖縄(ケイテック沖縄)は、このような建築系の実績も多いため、必ずしも土木分野に求められる高耐久製品が必要なわけでもありません。顧客の求めを叶えるために「適材適所に材料を選ぶ」ことも必要です。

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写真上:【波型近景】
振幅幅350mmの波型は、子供たちだけでなく大人が横になっても快適な空間です。

写真下:【波型遠景】
園庭からも波型をくっきりと望むことができます。
園舎の顔になっていると言わせていただいても過言ではないのでしょうか。
シンボルツリーの下で寛いでみたいですね。

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そして最後は波型を支える下部構造です。
材質は防錆性能が非常に高いZAM(ザム)という鋼板です。
ZAMとは元素記号のZ(亜鉛)A(アルミニウム)M(マグネシウム)が示す通り、この3種の金属により防錆被膜を形成しています。
ですので溶接等をすると表面の被膜を破壊してしまうため、saiブランドでは「溶接しない」技術により、この門型構造を製作しています。
「素材の持つ特性を最大限に活かすこと」
これもシンプルで壊れにくい合理的な設計を目指す我々の設計の特徴です。
沖縄の子供たちが、このデッキの上で笑い合い、たくましく成長してくれることを願いたいです。

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