CLT+螺杭=新3号建物
関連会社のサイアスが取り組んできたCLT(Cross Lamineted Timber)ハウスと弊社の螺杭(鋼製螺旋杭)を組み合わせた建築が、11月14日の木材新聞の1面に紹介されました。
建築物の用途は、秩父多摩甲斐国立公園内の標高700m地点にある登山者用避難用山小屋で、資材の運搬や簡易施工を可能とする技術で、同工法が採用されたそうです。saiブランドも国立公園内での施工でヘリコプターを使用し、構造物を手掛けたことがありますが、時代は進み、あらかじめ現場で打った杭の上に、CLTの壁を組み上げ現場施工を効率化したものだそうです。
小屋といっても、資材を麓から標高の高い計画地まで運ぶのは容易ではないし、ましてやコンクリート基礎を打つなど、相当な労力を伴います。
この解決策として、CLT+螺杭が採用されたのですが、奇しくも来年の4月に建築基準法が改正され、4号建物の基準が変更されるそうで、この工法は新3号に適用することができます。
このように新たな需要、市場にチャレンジするには多くの時間が必要です。今回の構造の実験を2018年6月の記事で見ることができます。当時からすでに6年が経過し、関連会社に技術が継承されていることを嬉しく思います。
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